まだ5月だというのに、すっかり春をスキップして夏がやってきたように思います。
照りつける太陽と冷たい風とアスファルトの間に咲くタンポポという、なんともちぐはぐな日々です。
さて、遅れてしまいましたが……今回は4月21日に行った文学散歩の風景をお届けしたいと思います!
告知の通り今年は文京区にある“菊坂”という場所へ行ってきました。
本日のメンバーは烏羽、瀬崎ちゃん、卯月くん、新入生のさけちゃん、そして卒業生の中村先輩です。
まずは本郷にいた仲村先輩と合流すべく東大赤門を目指します。
この時点で既に道を見失った烏羽(方向音痴)を両脇から二年生コンビがアシストしてくれます。
いい後輩を持ったなぁ……
ですが……本郷通りを歩くうちに全員が古本屋さんに吸い込まれて行きました。綴は今日も平常運転です。
赤門前で先輩を待つこと数分、すれ違ったままだった先輩と無事合流し、「かねやす」まで歩いて行きます。
向かいには夏目漱石が好きだった和菓子屋さんがあったそうですが、残念ながら今は移転してしまったそう。
このかねやすから東大方向へ振り返ったところが見返り坂と見送り坂です。
多分言われなければ「なんか坂あるなー」で終わってしまいそうなくらい、普通のちょっと広めの道路でした。
江戸時代、ここには別れの坂があったそうで、江戸市中を追放になった人たちが振り返る坂、そして追放者を見送る坂という意味だそうです。
少し歩いて、菊坂に入ると、でーんと大きな看板が。
沢山の見所が紹介されています!
烏羽「まあさっくり歩いて行きますか〜」
相変わらず計画なんてものはありません。
まず最初に入ったのは文房具屋さん。
輸入物をメインにしているようで、海外のグリーティングカードや面白いペンなどが並んでいます。
万年筆のコーナーで歓声をあげる仲村先輩。烏羽を沼に沈めるべく、目をキラキラさせています。
瀬崎「これ可愛くないですか?」
さけ「え??これですか???(瀬崎さんの指したものではない謎のおじさんのペンを指しつつ)」
瀬崎「え?!?」
仲村「今年もキャラの濃い子が入ってきたな〜」
烏羽「いつもこんな感じじゃないですか?」
次にお肉屋さんでコロッケをもぐもぐ。サクッとした衣とジューシーなじゃがいもがホクホクで美味しかったです!
お店の前で「美味しい!!」とはしゃぐメンバーに触発されたのか、通行人の皆さんもコロッケを買っていました(笑)
次(こそ)は真面目に菊坂で文学の香りを探します。
菊坂自体がすごくレトロ(古い民家や街並みも多く残っています)で「東京ではないところ」に迷い込んだ気がします。
地方出身のさけちゃんも
さけ「なんだか東京にもこんなところあるんですね〜」なんて笑っていました。
なんだかト○ロが出てきそうな道を歩いて行きます。
樋口一葉の住んでいた家のあたりを抜けて、坂道を降って行きます。素敵な雰囲気の写真をとるのに夢中になる一同……
流石に先に行って、誰も着いてこないので戻ってきたら「被写体がきたぞーーー!!」という掛け声(?)と共にカメラを一斉に向けられたのにはびっくりしました……
最終的に、こんなにフォトジェニックな写真が撮れました( ´ ▽ ` )!
このまま坂を下って、菊坂を後にします。
この後は春日にある喫茶店でホットケーキと珈琲をいただいて、休憩です。
この時が一番みんな輝いていました。
こんな感じで、4月21日の活動が終了しました。
次回はどこになるのかな……今の所、最有力候補は温泉です。
※文芸サークルとは……?